最近ちょくちょく記事で書いていますが、マイブームの話。
水石。
ずっと自分の足で水石を探したいと思っていて、先日遂に行ってきました。
埼玉県は、旧名栗川こと入間川上流。
アニメ「ヤマノススメ」にも登場した、吾妻峡です。
めちゃくちゃ綺麗なところでした。
台風10号の影響でこの辺りはかなりの雨量だったので、しばらく周辺のキャンプ場や釣り人のアカウントなどを毎日チェックしていてそろそろ行けそうと判断して行ってみたのですが、やはりだいぶ落ち着いてきた様子でした。
ただ、濁流ではないものの、水流はまだ多いのでちょっと怖かったですね。
と言いつつ、ちゃっかり一緒に連れて行ったドールのおみそちゃんも撮りました。
楽しそうでかわいい。
では本題の石拾いです。
最初はさっきのドレミファ橋を渡った辺りで探し始め、後半は少し上流側へ移動して探石しました。
ここを拠点とする!
入間川にはチャートと緑色岩、あとは砂岩と泥岩が多いというのは事前に学んでいましたが、やはり実物で見るとすぐわかるくらいにはたくさん見られました。
石の事を少し勉強してから行ったので、少しでも種類がわかるだけで楽しさが増しますね。
水石は一般的に、形・石質・色などで良し悪しが決まるそうで、これは事前に学んではいたものの、実はあまりピンときていませんでした。
しかし実際に河原で実物の石をいくつも見ていると、わかるものですね。
いくつか拾い上げているうちに「ここがこうならいいんだけど惜しいな」と思うようになり、その「ここがこう」なっているのが理想形だというイメージがちゃんとできているじゃないかと気づき。
これで形のイメージはできていると。
石質や色に関しても、「ここにこの紋がなければなぁ」と思えていたし、いろいろな岩石が混ざっていないかなども、見ればわかったし。
たくさん石を見ているうちに、その辺りも掴めてきました。
どれが良い石かという感覚は、基本的に子供の頃に培ったものがそのまま活かせた気がします。
そんな中。
あとは、良い石は落ちているんじゃなくて埋まっているんじゃないかと思い始め。
砂上に少しだけ頭を出している石の肌がいい感じのものがあればそれを掘り出すという事をしてみると、それまでと明らかにヒット率が上がりました。
惜しいレベルのものならどんどん出てくる。
そして遂に。
憧れだった滝石が出てきました!
滝石というのは、溝の部分に石英なんかの白い組織が筋になっているのがちょうど滝のように見える事からそう呼ばれている、水石の形の一つです。
そしてこれは滝石の中でも自分好みの、肌に皺がたくさん入っている石。
さらに滝が真ん中じゃなくて端の方にひっそり流れているというのがすごく気に入りました。
入間川滝石です。
いくつか候補をキープしていた中でも断トツだったので、この日はこの石とあといくつかの小石を持って帰りました。
大きめのものについては、これから先いくらでも出会うだろうという事で、「好きかも」ぐらいでキープしていたものは全て河原に戻しました。
そして持って帰ろうと思って取っておいた蛇紋岩と思われる綺麗な石は忘れてきました。
まぁそれは水石じゃないしいっか
で、帰宅。
帰ってから、金属ブラシでゴシゴシして周りにこびりついた泥やら隙間に入り込んだ砂利などを綺麗にしました。
お手入れしていると、より愛着が湧いてきますね。
綺麗にしたら、あとは盆栽の台に乗せて養石です。
養石というのは、石をこうして雨風や日光に晒しておく事で川底に埋まっていた頃とはまた違った水石としての味がだんだん引き立ってくるという工程です。
これを数十年やるそうです。
なるほどー
そういえばこれを河原で掘り出した時は、外に出ていた頭の質感や色を見て泥岩かと思ったのですが、掘り出してみてからこの形で、全然わからんになりました。
でもこうして乾かしてみると、あれですかね。
緑色岩ですね。
緑色片岩?
緑泥片岩?
とりあえず、基本はここに置いて盆栽と一緒に毎日水をやって、たまに室内の盆に据えて眺めるっていうサイクルになりそうですね。
って事は、やっぱり石は複数必要になりますね。
そんなわけで、初めての探石でした。
感想としては、そうですね。
ここ数年でやった遊びで一番楽しかった気がします。
いやマジで。
近々、また別の河原にも行ってみようと思います。
今回行ってみていろいろ課題もわかったので、次はそこも補完して臨みたいですね。
あれがあるといいなっていうのもメモっておいたし。
次はいつになるかなー。