この記事の続き。

　

なんやかんやあって、ぬいを作る事を決心しまして。

デザインを考えたり必要なものを買い揃えたり情報を集めたり本で予習したりと準備を進め。

　

そして先日。

遂に製作に取り掛かりました。

　

　

　

　

　

今回参考にさせてもらった本はこちら。

平栗あずささん著「きせかえできるぬいぐるみてづくり推しぬいBOOK」。」

ぬいぐるみ作りは本当に始めてなので、超初心者にも向いていそうというのと、ぬいクロス等のぬい向けの商品展開と直結した本みたいなので、取っ掛かりやすそうという事でこちらを選びました。

　

ちなみに作るのは、推しキャラのぬいであるところのいわゆる「推しぬい」ではなく。

何のキャラでもないオリジナル＝無属性のぬい。

いわゆる、「無ぬい」です。

　

サイズは初心者にオススメという事で、15cmサイズに挑戦します。

　

　

　

　

　

生地は清原さんのぬいクロスボア。

毛長1mmのこの生地は、肌に使います。

となるとこの色の通り、褐色肌の子を作るんですよ。

　

昨今のぬい活ブームのおかげもあり、こうしてぬいの生地も手軽に安価で豊富な種類から選ぶ事ができて、本当にありがたいですね。

　

　

　

　

　

目は今回、ワッペンを使う事にしました。

　

刺繍で描く事も当然考えたのですが、ほぼ思い描いていた通りの形のワッペンが市販されていたので、無難にそちらに頼ります。

お人形やぬいぐるみにおいて目は非常に大事なパーツだし、絶対に失敗したくないもので。

　

ワッペンは事前にアルコールマーカーで色付けをしておきました。

ほんとにお手軽でいいですね。

　

さて。

目はワッペンにするとして、お顔の他のパーツについては？

　

　

　

　

　

刺繍で頑張ります！

　

実はちゃんとした刺繍は、初めての挑戦でした。

　

眉毛と鼻と口だけとはいえ、まぁ～～苦戦したですよ。

糸が太くて全然針が通らないし。

ラジペンで糸を抜きながら頭によぎる「絶対このやり方間違っている」という考えはガン無視して、ひたすら針を進めました。

　

そんなこんなで。

　

　

　

　

　

お顔が完成です！！

　

これ、かなりかわいいのでは！？

　

綿を詰めるとお顔が曲面になるので、目は型紙より若干中央へ寄せて付けてみました。

絵描きの勘です。

　

刺繍の方も、まぁ初めてにしては全然いいんじゃないでしょうか。

正直言うと口は失敗していて、その影響で本来のラインよりも一回り大きくなっています。

でもこの大きさもなんとか許容範囲だと思います。

眉毛はいい感じに立体感が出せたので満足しています。

　

お顔はなんとかできたので、続いて他のパーツも作っていきます。

　

　

　

　

　

コピーした型紙をカットして。

　

それをなぞって生地に書き写し。

　

　

　

　

　

今度は生地を切り抜いていき。

　

　

　

この、型紙と記事のカット。

　

ほんとに嫌いなんです。

お人形服の時からそうだったけど、ほんとにめんどくさい。

でもここの仕上がりが完成品の仕上がりに直結するので、気は抜けないんですよね。

　

そんな感じで面倒ながらも無心でコツコツと切り進め。

なんとかカットまで終わりました。

　

一旦、生地を並べてみました。

　

　

　

　

　

えっ、かわいい！

　

既にいのち……。

　

これはもうかわいい確定でいいんじゃないでしょうか。

かなり期待です。

　

そしていよいよですね。

　

　

　

　

　

ミシン作業です！

　

ミシンは好き！

　

久々のミシンだったので、切れ端で練習しながらなんとか勘を取り戻しました。

ミシンの取扱いについて文章で覚書を残しておいてくれた過去のオレに感謝です。

　

　

　

　

　

これが最初の工程で縫ったお耳。

これだけでもうかわいい。

ぬいぐるみの生地ってなんでこんなにかわいいんだ。

　

その後も本の通りにどんどん進めていき。

途中、ところどころ失敗して半ベソでリッパーを使いながら進めていき。

　

　

　

　

　

なんとか縫い終わりました！

　

ちなみに失敗した所はというと

・一番難しかった耳の付け根周辺

・後ろ髪（型紙の段階からミスっていた）

最後まで残ってしまったのはこの2ヶ所。

　

いや、むしろ初めてなのに2ヶ所で済んですごいと思っています。

　

あとはわた詰め口から鉗子を突っ込んで、裏返していきます。

　

　

　

　

　

はい出ました。

　

鉗子すごい。

今回の製作のMVPは鉗子だと思っています。

　

今度はここへ綿を詰めていくわけですが、その前に。

　

　

　

　

　

これを入れます。

ぬいスケルトン。

これを入れておけば、なんとぬいを可動させる事ができるんですね！

　

　

　

　

　

スケルトンを入れた後に、綿を詰めます。

　

今回買ったのは、こちらも清原さんのつぶ綿。

これは普通の手芸用綿よりも若干割高にはなるのですが、ダマになりにくくてオススメという事で買ってみました。

確かに、めっちゃふわふわですね。

　

　

　

　

　

ここでも鉗子が大活躍。

どんどん詰め込んでいきます。

　

画像にある綿の量の2倍とか3倍の量を詰め込みました。

ぬいはとにかく綿をパンパンに詰めた方がムチムチになってかわいいんだそうです。

　

綿を詰めて後頭部を縫い閉じると……

　

　

　

　

　

おぉ……いのち……。

かわいすぎんだろ……。

　

やっぱりパンパンにすると、ぬいって感じでかわいいですね。

　

最後はここに前髪パーツをボンドで貼り付けまして。

　

　

　

これで遂に……

　

遂に……

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

完成です！！！

　

いのち、生まれました！

　

かわいい。

　

いやー、感動ですね。

自分で作ったぬい。

この達成感は、ここ数年で挑戦したモノづくりの中で一番でした。

　

あとはこの子に着せるお洋服。

　

　

　

　

　

これは通販で用意しました。

個人ディーラーではなく、Amazonとかで買える外国人さんのディーラーから。

　

あとはアクセサリーですね。

これは自分で作ってみたですよ。

　

　

　

　

　

この子はストリートガールのイメージなので、金ネックにしました。

チャームは魔族っぽくコウモリのモチーフで。

　

では改めて。

　

　

　

　

　

　

　

　

できました！

　

「ビビ」

と命名しました！

　

「魔族の子だけど、ストリートカルチャーの好きなダウナー系女子」

そんな設定です。

　

魔族なのにツノがない？

タンバリンもピアノもピッコロもツノねーだろうがおめー！

なんか文句あっか！

　

まぁ、ツノを付けなかったのはフードやキャップを被るだろうと見越してです。

でもこうして出来上がってみるとツノは前髪のところになるはずだから、付けてもよかったかもとは思いますが、これで大丈夫です。

元々この子にはツノがありません！

　

　

　

　

　

スケボーにも乗れます。　

　

ヤバイ。

めっちゃかわいい。

　

自分で作ったという思い入れもあるし、何より出来栄えが我ながらなかなか良かったので、めちゃくちゃ気に入ってしまいました。

　

最初は10cmサイズにしようとも考えたのですが、今では15cmでよかったと思っています。

このサイズ、頭を撫でる時にちょうどいい大きさなんですよね。

ちょうどボール大なので。

丸っこいし。

　

いやー、ぬいかわいいな。

　

というわけで。

こうして私ムラタンのぬい活がスタートしました。

　

ポーチとかも買ってお出かけしたいですね。

いろいろ膨らむなぁ。

夢とか出費とか。

　

それでは。

これからは、このビビもよろしくお願いします！