みなさん、歌を歌う時はどこで歌いますか?
カラオケボックス?
スタジオ?
様々あると思いますが、自分の場合は車です。
しかし、最近車に乗る機会が減ってしまったので
歌う機会も減ってしまいました。
本当なら家で練習できるのが一番なのですが、やっぱり近隣への影響を考えると思いっきり歌うのもなかなか気が引けます。
そこで。
自室で思いっきり歌うとなると、防音ブースがあるのが理想的です。
ただ、導入するには数十万円かかります。
とてもほいほいと買える金額ではありませんし、スペースの問題もあります。
他に手軽に導入できる防音室として、「だんぼっち」なるものがあります。
その名の通り、ダンボール製の防音室。
安い防音室でも30万円くらいからなのに対し、これは7万円代から導入できるという、とってもお手軽な代物。
簡単にバラす事もできるそうなので、その辺りもお手軽ですね。
ただ、これもスペースの問題が。
いくらバラせても、どこに置いておくの?と。
他には、被るタイプのボーカルブースがあります。
スウェーデンのメーカーの「ISOVOX」です。
これは頭から被って、下からはマイクスタンドを取り付ける事ができたり、中に照明がついていたりと意外とゴージャス仕様なようです。
これならスペースの問題は解消できますが、お値段が約13万円。
うーん、やや高い。
そこで、ムラタン考えました。
ダンボールでISOVOX的なの作ってみね?と。
そうと決まれば、早速ホムセンで材料調達です。
材料はこちら。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8284-1024x768.jpg)
インナー用ダンボール(460×460)
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8285-1024x768.jpg)
アウター用ダンボール(600×450)
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8280-1024x768.jpg)
凸凹のウレタンシート 4枚
スポンジシート(450x450x10)
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8282-1024x768.jpg)
グラスウール50cmx280cm 2巻
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8297-1024x768.jpg)
プラダン(45cm) 1枚
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8298-1024x768.jpg)
布テープ
あとは道具として
仮止め用セロテープ
カッター
カッターボード
定規
ペン
以上です。
材料費は、6千円台でした。
これを使って、製作に取り掛かります!
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8287-1024x768.jpg)
まず、インナー用ダンボールの耳を3方向、少し残して切ります。
そして組み立て、底にスポンジシートを敷いた後、凸凹ウレタンを4方向にはめ込みます。
縦横のはめる向きはこんな感じにします。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8288-1024x768.jpg)
切り取った耳で、こういうのを作っておきます。
これを合わせると
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8289-1024x768.jpg)
こうなります。
もちろん最初から綺麗にこの形で切り取る事ができれば耳を切る必要はありません。
最後に長い耳を閉じてテープで留めると
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8290-1024x768.jpg)
これでインナー完成!
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8292-1024x768.jpg)
次に、アウター用ダンボールを組み立てて全ての辺をテープで補強します。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8293-1024x768.jpg)
底面に、グラスウールを1枚折り畳んで敷き詰めます。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8294-1024x768.jpg)
インナーのボックスの周りにもう1枚のグラスウールを巻きます。
この時、前側(穴の反対側の面)の方にグラスウールの余りが来るようにして、余りの部分は折り畳みます。
これを、上にはみ出ないように押し込みながらインナーをアウターに詰め込んでいきます。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8296-1024x768.jpg)
すると、こうなります。
先ほど切り取って余ったダンボールの耳を折って、グラスウールの押さえにします。
さらに、プラダンをちょうどいい大きさに切ってグラスウールの隙間に蓋をするように貼り付けます。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8299-1024x768.jpg)
これで完成です!
名付けて「だんVOX」とでもしましょうか。
凸凹のウレタンは中で両面テープで貼り付けてしまうのもアリですが、自分の場合はメンテナンスの事も考えて貼り付けませんでした。
サイズがジャストなのでなんとかなりそうです。
![](http://muratan.net/wp-content/uploads/2019/11/img_8300-1024x768.jpg)
アップにするとこんな感じ。
穴の反対側の面を前にして、ここから首を突っ込みます。
自分の場合は肘掛のある椅子に座っているので、アウターの耳を持つとちょうど疲れない高さになっていい感じです。
中は前側に奥行きもあるので、ここにマイクやらスマホやタブレットを置くなんて事もできそうです。
例えば、スマホで録音しつつタブレットで歌詞を見るとか。
今後は、中に電池式の照明を入れようかとも考えています。
さて、実際に使ってみた効果ですが。
これが思いの外いけます!
ダンボール2層
ウレタン
グラスウール
これらを組み合わせた吸音効果は、なかなかのものでした。
騒音測定アプリで測ってみたのですが、
通常80〜90dbの声量が
これを被ると50〜60dbまで減衰されました!
この効果は実に、だんぼっちのカタログスペックに相当します。
まさかここまで効果があるとは。
これで気兼ねなく自室でのボーカルトレーニングができます。
長年の願望が、6千円ちょっとで叶いました。
工夫すればもっと安く、またはもっと綺麗に作れると思います。
自室で歌いたいという同じ悩みの方、挑戦してみてはいかがでしょうか!
こちらのページは何度見たかわかりません(笑)
やってみようか、でも不器用な私にできるか…本当に効果があるのか…と悩みながら…
でも今日、決意いたしました!
材料を買いに行って、やってみようと思います…!とてもとても参考になりました。ありがとうございます。
さよどんさんはじめまして!
この記事は自分用の記録程度に書いたつもりでいたので、まさか身内以外の方にまで刺さるとは思いませんでした笑
こんなものでも参考にしていただけたのでしたら、本当に嬉しい限りです!!
記事拝見させていただきました、
マイクをどのように設置しているか、
本体をどのように設置しているかなどを知りたいのでもしよろしければYouTubeなどに動画をアップしていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします(´;ω;`)
むーさん、コメントありがとうございます!
マイクの設置については正直まだ模索中です。
ケーブル通しの穴はないのでマイクを首のところから一緒に通し、中に取り付けたスポンジの台に立てかけてこちらに向けて置くだけというのが現状です。
動画についての提案はありがたいのですが、自分のためだけに作って満足しているものに低評価とかつけられるのも嫌なので、申し訳ないのですが予定はありません…。