今年に入ってからの事。
ずーーーっと悩まされていた事がありました。
エアコンがうるさい。
眠れないほどに。
今の家に住み始めて2年強で、その時に同時に導入したものなのでけっして古いものではないんですよ。
でも、うるさいんです。
なんか
カタカタカタカタカタカタカタカタ
って、ファンと何かが干渉しているような音。
それがたまに大きくなったり小さくなったりしていて、音がひどくなるようなら下から思いっきりアッパーカットをかますと若干マシになり。
それでなんとか凌いでいました。
ですが、遂にはそれも通用しなくなってきました。
「アイグーアプク!」って声に出してアッパーを入れても無駄でした。
こうなったらもう仕方ない。
分解ですよ!!
原因を突き止めてやります!
というわけで。

まずは、下のルーバーを外しまして。

フロントのパネルも外しまして。

出てこいや!!
……って、見えないわな。
音の感じでは、左端の方からしているよう。
ルーバーの奥には筒状のファンがあって、それが回転する事で風が攪拌され、ルーバーの方向に風が送られていくという仕組みなのですが、そのファンが回転するごとに何かに擦れているような感じでした。
それも、目に見えないところで。
これは苦戦するかも。

ここはもう、全軍投入です。
自転車用工具を全て引っ張り出してきて、この中で今回の作業にあたって最適な天秤座の聖衣を吟味しました。
結果、選んだのは
結束バンド。
工具じゃないんかい!
結束バンドは、程よい硬さながら柔軟性もあって奥の方まで突っ込む事ができる、良い道具となりました。
突っ込んでいくと、何かに当たります。
お前か!
それを少しずつ手前へグイグイ引っ張り出すように抜き差しを繰り返していくと、そいつが徐々に目に見えるところまで出てきました。
そこをすかさずラジオペンチでキャッチ!
そいつの正体は……

セロハンテープ。
まさかのこいつ。
しかも途中で切れたりして、全部引き出すのは結構大変でした。
こんなもの、自分の手で奥に何か貼り付けるような事は当然していないので、おそらく中の配線か何かを留めておくためのものが、長年の振動と劣化で剥がれて出てきてしまった、といったところでしょうかね。
しかしまぁ、家電の中身にセロテープ使うのか?
何はともあれ、原因を突き止める事ができただけでなくその日のうちにその原因を排除する事ができたのは期待以上の成果です。
オレを苦しめてきた音は、もう全く鳴りません。
いやー、実は家電の出張修理を頼むか悩むところまで行ってたんですがね。
自分で解決できてよかったですよ。
だってこんなセロテープに金かけたくないっての。
前に、エアコンの室内機を分解して中で干渉するセロテープを除去する仕事をしていた頃の経験が、まさかこんなところで役に立つとは。
そのものじゃねーか
そんなわけで、室内機の分解ならムラタンにおまかせください!