盆栽の続き。
買ったままの状態では伸び放題の枝や芽もたくさんありました。
なので、早速芽摘みを行いました。
ちなみに枝の剪定は様子見です。
この樹種は、なるべくハサミを使わず手で芽をもぎるのが良いそうです。
幸い、葉質が柔らかいので手でも簡単にもぎれます。
似た樹種ではよく垣根に使われているヒノキ種のイブキはよく見ると思います。子供の頃、あれの葉っぱをもぎってその手の青臭い匂いが病みつきになった思い出は誰にでもあると思います。あれです。
わからなければ「カイヅカイブキ」で画像検索。自宅の100m圏内に絶対あります。
そんなわけで、ひたすらもぎりました。
シルエットを乱すように飛び出した芽。
真下に向いてしまっている芽。
他の枝にぶつかってしまっている芽。
これらを、やりすぎない程度に残しつつ丁寧に摘みました。
その作業の中、改めて幹や枝振りを眺めてみまして。
やっぱりいいなと。
まず、若いながらしっかりとした幹の根元。
皮が剥けていて、老いるといい感じの味が出せそうです。
幹の少し上に行くと、2箇所に曲がります。
ほぼ直角に曲がっているので、極端に左右どちらかに寄ったシルエットにはならなさそう。
これは自分好みの良い形です。
さらに上に行くと、また曲がっています。
さらに左に太く伸びた枝もあり。
この枝が最終的に頂点の形を作る基になっています。
あとは、この樹の個性となりそうなのが、ここ。
一番下の方から横に伸びた太い枝。
これだけが独立して左側に形を形成しているので、これの仕上げ次第で全体の印象がかなり変わる事になると思います。
今は少し敏感になっているサイン(スギっぽい尖った葉)が出てしまっているのであまり大きくいじる事は控えますが、今後が楽しみなのはこの枝ですね。
これが、芽摘みをした後の形。
昨日の画像と比べてもあまり違いに気づかないかもしれませんが、全体のシルエットから飛び出た葉はなくなってスッキリしたと思います。
前のヒノキは幹が見えるほど梳きすぎてしまって、おそらくそれが枯れた要因の一つとも考えています。
なので今回は少し控えめに。
葉も存分に残しつつ、伸びすぎたところと混み合ったところだけバランスよく摘んでいこうと思います。
とりあえず、杉葉(尖ってるやつ)がなくなるまでは大事に見守っていきます。
この真柏はより丈夫なので、今度こそ長く付き合っていけるいいなと思います。
まぁ焦らずゆっくりじっくり育てていきましょう。