【ブログ】お絵描きするのだ。

このブログに新たなカテゴリ「イラスト」を追加しました。

今回は、昨日投稿したイラストのお話をします。

 

まずお絵描き自体のお話。

デジタルイラストは、本格的に始めて約2年になります。

最初は正面しか描けなかったのも、徐々に上達してポーズをつけたりもできるようになってきて、ようやくイラストっぽいものも描ける程度にはなりました。

実は別のとこでチョロっとお小遣いをいただく程度の活動はしてはいたのですが、趣味絵という形の投稿はここまでほとんどしてきませんでした。

イラスト投稿サイトやTwitterでもいいのですが、それだと少なからず数字を気にしてしまって、それがせっかく楽しくやっている趣味のモチベーションに影響してしまうかもしれないという懸念があり。

現に昨日上げたツイートもほぼ見られていないし。

 

それなら、数字の意識とは程遠い

誰も見ていないこのサイトに置けばいいじゃない!

という事になりまして。

 

この度、この個人HPにイラスト置き場を設置する事にしました。

まだ1枚だけなのでページは作っていませんが、すぐできる作業なので近日中に公開します。

今後はそこに、趣味で描いた絵を少しずつアップしていこうと思います。

そしてイラストサイトではあまりされていない、その絵の解説というのをここのブログでやっていこうと思います

誰も見ていないここならゴチャゴチャ講釈を垂れても文句はないでしょう。

 

さて、昨日投稿したイラスト。

今回は、3月に買ってからマイブームになっていて、ここでも少しだけ取り上げたライトノベル「魔女のふろーらいふ」から、魔女のサピテトルーちゃんを描いてみました。

 

元のイラストでは物語の世界観に合ったデフォルメ感の強いかわいらしい絵柄なのですが、これに寄せつつ自分の絵柄で描いてみようという、難しいテーマを立てて臨みました。

 

 

 

 

 

これは、仕上げ前の塗りだけ終わった状態。

 

浴衣姿のサピちゃんが窓の外を見つめるという絵にしました。

初挑戦の部分も多かったのですが、今回のこだわりポイントや大変だったところを抜粋します。

 

 

 

 

 

まず、なんといっても顔ですね。

一番見せたい部分なので頑張りました。

配置のバランスとか塗りとか。

 

特に自分はいつも目を頑張ってしまうのですが、今回も数えたら目だけでまつ毛込みで18レイヤー使っていました。

 

あとは前髪の透け感は意識しました。

ちなみに元絵のサピちゃんはもう少しぱっつんなんですよね。

でも自分は綺麗なぱっつんを描くのに自信がなかったので、前髪の中心はあえてバラけさせました。

なんとかイメージは崩さない程度のぱっつんにはなったと思います。

 

 

 

 

 

ここの背景は個人的に一番好きなところ。

 

今回キャラをドアップでばーんと見せる構図なので、せっかく描いた背景もほとんど隠れてしまうのですが、このわずかな隙間に畳と襖、そして開いた障子から差し込む光とその対比の影を全て入れる事ができたのはちょっと感動しました。

 

 

 

 

 

あと苦戦したのは、窓ガラスですね。

ガラス越しというのは初めての挑戦でした。

 

光の反射はどうしたらそれっぽくなるかというのがとにかく大変でした。

ぼかしてみたりとか、光の並びを平行ではなく少しランダムにしてみたり。

ガラスの厚みを出すために少し重ねた感じにずらして屈折を見せてみたり。

木の枝が反射しているのに関しては、正直最後まで正解がわかりませんでした。

窓枠の金属感は出せたけど、ちょっとピカピカすぎたかなとも。

 

そもそも旅館の客室を外から内へ映した構図の資料が少なすぎる!

 

 

 

 

 

ちなみにキャラを消した背景だけの絵がこんなです。

どうせキャラで隠れるからと、襖の大きさや畳の配列はあえて無視しました。

あとパースもざっくりです。

 

サピちゃんが立っていたのは、旅館にあるあの部屋と窓の間の謎スペース。

こうして見ると、一番手前の窓枠とその次に手前の障子の距離感・前後感が全然出ていないのがよくわかって、そこは反省です。

というのも、障子の枠をたくさん描くのが面倒だったので枠を少なめにしたのですが、その結果障子自体が大きく見えるようになってしまったのが原因ですね。

キャラで隠せばそれほど違和感は出ないかもしれませんが、こういう細かいところでの気遣いの積み重ねが必要なんだと、また勉強になりました。

 

そんなこんなで、完成した絵がこちら。

 

 

 

 

 

これが仕上げ後の最終版です。

 

仕上げの色合いをどうするかは悩みました。

最初は青とか紫系も試してみて、それはそれでサピちゃんのイメージには合うものの、ちょっと冷たすぎるなとか夜っぽくなっちゃうなと思い。

今回は時間帯を朝もしくは昼にして、このサピちゃんも物語終盤もしくは完結後の現実世界に適応した後のイメージで描いているので、外面的だけじゃなく内面的な温かみも表現できたらいいなとオレンジ寄りのピンクで仕上げました

なんだかんだこの色味はよく使うので、今回も頼ってしまったというのが正直なところではあります。

特に女の子のイラストにおいては、温かみやふわふわ感が演出できるので、よりかわいらしさが増すと思うんですよね。

 

というわけで。

今回突然イラストを投稿しましたが、今後もたまにやろうと思います。

まぁ誰も見てないけども!

イラスト初心者なりにいろいろ考えて描いているという事を伝えたいというか、主に自分のためにこうして残しておけるので。