裁縫道具を揃えた事を書きました。
何を作りたいのかというと、ドールや美少女プラモのお洋服。
そして今回、実際に挑戦してみました。
裁縫は作るものが小さければ小さいほど難易度が上がるものなので、最初は1/3ドール用のお洋服からにしようかと考えていたのですが。
でも実際に作るのは、もっと小さいお人形用のアイテム。
じゃあ最初から小さいのを作って、感触をつかんでおこうじゃないかと!
というわけで。
今回は、美プラ用のお洋服を作ってみる事にしました。
ちなみに最初は、ノースリーブシャツを作ってみます。
本体のサイズを測って実際にアイテムに反映させて出来上がったものを着せるという一連の流れを経て、まずは「小さいお人形のお洋服を作る」というのがどんなもんかを体験するところからです。
さてまずは、型紙作りから。
採寸に協力してもらったのは、30MSのティアーシャちゃん。
やっぱり始めは凹凸の少ないボディからの方がいいというか、実際のファッションモデルさんだってスレンダーだしという事で、ティアーシャちゃんで。
本人も割とノリノリの様子だし。
やり方はインターネットで調べてみたもので試してみます。
この方法です。
ボディにラップを巻いた上に、セロテープを巻きます。
正中線やカットする部分などの重要なところにはペンでラインを引きます。
それをカッターで切開してモデルから外していきます。
そのできたフィルムを元に、服の形へ落とし込んだものを方眼紙へ書き込みます。
自分の場合、実際に素体の採寸もしておいてそのサイズと照らし合わせながら幅や着丈の調整をしていきました。
で、最初に作ろうとした生地。
これは100均で買ったものなのですが、ちょっと織り方が粗すぎる上にほつれが酷くてこのサイズには向かないと思い断念。
100均はこういう事があるからよく選ばないといけないのだと、良い勉強になったですよ。
気を取り直して、この記事を使う事にします。
ユザワヤさんで買った、カットクロス。
これは目が細かいので大丈夫そうですね。
先ほど作った型紙を当てて、周りの線をなぞっていきます。
そして、縫い代の線のところはルレットを使って跡をつけていきます。
人生で初めてルレットを正しく使った気がします。
ルレット……あのギザギザをコロコロするかっこいいやつ……。
小学生の頃の裁縫セットに入っていたはずのルレットはなくなっていたので、新しく買いました。
クソガキのオレ、おそらくキン消しとかに「地獄の歯車じゃー!死ねー!」「ギャース!」的な使い方をするために裁縫セットから取り出してそのままどこかへやってしまったのでしょう。
これをカットして、縫い代に切れ込みを入れます。
そこから遂に針を入れる作業に入るわけですよ。
自分はこの日まで、手縫いでは並み縫いしかできなかったんですよ。
だもんで、これではいかんと本返し縫いを覚えました。
基本、返し縫い一本で勝負します!
襟と袖と裾は全て折り返して縫った後、前身頃と後身頃を縫い付けます。
今回、後身頃は2つに割りました。
後ろ側はスナップ一点留めにして、下半分は縫い付けました。
え、これもしかして完成?
もしかして完成?
完成ですよ!!
ちょっと奴〇っぽいね!
でもまぁ、目的は果たせました。
採寸→型紙→生地の裁断→裁縫
この一連の流れは、よくわかりました。
しかも、初の完成品で既にサイズがジャストなのすごくないですか?
そして、ここで生じた改善点をピックアップしました。
・丈が長すぎず短すぎず中途半端
・日和って襟の深さを浅くしてしまった
・前後の身頃の縫い付けなど、テンションのかかる部分の縫い付けが甘い
・短くても袖はあった方がいいかも
これらを踏まえてさらに次の型紙を作成しました。
今度はこうです。
着丈も短めにしました。
そして出来たのがこちら!
なんか、より服っぽい!
ちっちゃくてかわいい!
さて、この調子で今度はボトムスです。
スカートを作ってみます。
スカートの作り方もネットを参考にしました。
腰のベルト部分は三つ折りで縫い付けました。
厚みは出てしまいますが、まずは確実に丈夫でほつれないものを目指しました。
スカート部分は裾を折り返して縫い付けます。
上側はぐし縫いなのか並み縫いなのかよくわかりませんが、1本糸を通してギャザーを作り、その上からコロコロでコロコロして潰していきます。
その上からベルトを縫い付けまして。
スカートも完成です!
おお、めっちゃスカート!
かわいい!
こちらは型紙なしで作れてしまいました。
先ほどはティアーシャちゃんに着せたので、今度はリリネルちゃんに着せてみました。
おお!
ちゃんと服じゃないですか!
サイズもピッタリだし!
ネットで作り方をちょちょっと見ただけで作れてしまうなんて、オレ実は不器用じゃないんじゃないだろうか。
そんな気がしてきました。
とはいえ、まだ駆け出しも駆け出し。
完成はできたとはいえ、これもまた改善点がいくつもあります。
なので、それはまた次の作品にフィードバックさせていきたいと思います。
ともあれ。
これまではボタンの縫い付けぐらいしかやってこなかったのですが、ちゃんとした裁縫は小学生の時以来でした。
そう考えれば、この出来ならちょっとこの先も希望が持てそうな気がします。
実際、作っていて楽しかったし。
そんなわけで、近いうちに次の製作にも取り掛かりたいと思います!
裁縫、いいかも!