【ブログ】アートドールを作るぞ。

ハンドメイドの話。

 

タイトルの通り、最近「アートドール」に興味を持ちまして。

唐突に作ってみる事にしました。

 

まず、そもそもアートドールとは?という話ですが。

 

正直、自分でもよくわかっていません。

わからんのかい

 

というのも、アートドールというジャンル自体は何となく確立されてはいるものの、実際に「こういうものをアートドールと呼ぶ」というハッキリとした定義がないみたいなんですよ。

 

ではハッキリではなくふわっと説明すると

個人製作による人形

さらに国内においての広義では

ケモノもしくはケモノ風の人形

っていう感じでおそらく合っていると思います。

あと、ぬいぐるみもちょっと違うかな?

あくまでドールとしての硬い素体を持つものが多いと思います。

 

そして今回の挑戦はですね。

・人型ケモノ

・オビツ11くらいのサイズ

・関節が可動する

こういったものを作ってみる事にしました。

 

早速下調べや構想を練るなどしてから、ホームセンターへ向かいました。

そして2時間くらいかけて材料を揃えまして。

 

いよいよ作業です。

 

 

 

 

 

オビツ11サイズといえば、うちにはあまむすちゃんがいるので、今回はこの子に採寸の協力をしてもらいました。

自信満々でかわいい

 

 

 

 

 

フレームには針金を使う事にしました。

 

曲げていろいろ作品を作れるデザインワイヤー「自遊自在」の2mmのタイプと、Iジョイントの6mmと3.2mm、あとはキャップを用意。

 

 

 

 

 

3.2mmのジョイントはなんと、オビツボディの胸部の幅とドンピシャの20mmでした。神。

 

 

 

 

 

胴体は6mmにして、腰部には3.2mmジョイントをこうして2本差し込みました。

 

 

 

 

 

これをボディパーツ的に並べると、こう。

 

 

 

 

 

両腕の長さと肩幅の長さと関節部で余裕を持たせる分の長さを足した長さでワイヤーを切って、こうやって通します。

 

あとは両脚と胴体の分も1本ずつ切って余らせた部分を首から出す形にしました。

 

 

 

 

 

手と足の先はラジペンで曲げます。

 

 

 

 

 

組み立てると、こうなりました。

腕と胴体は別のワイヤーを巻き付けて固定しました。

ここはプロポーションに影響しない程度の巻き方にします。

 

 

 

 

 

頭のベースにするための発泡スチロールの球体に、ジョイントキャップが刺さるくらいの穴を空けます。

発泡スチロールは肩幅よりちょい狭いくらいの大きさのを選びました。

 

 

 

 

 

それから素体のベースには、粘土を使います。

粘土は軽くて丈夫という石粉粘土のプルミエを使いました。

 

 

 

 

 

まずは身体をこう。

 

胴体は何となく女の子っぽくなるようにくびれを作り、手足はなんとなくケモノっぽくなるように前腕と脛の部分が太くなるようにしました。

 

 

 

 

 

そして頭の方は、さっきの発泡スチロールを覆うように粘土を付けて丸めます。

顔は少し下膨れな形にして、アイホールの窪みを作ります。

それとほっぺと鼻は別パーツで貼り付けます。

 

 

 

 

 

これだけだとちょっとこわいっていうかムカつく顔してますね

お目目は今回、ぬいぐるみ用のアイパーツを使いました。

初挑戦なのでいきなりドールアイを使って失敗したら怖いなと日和ってしまいまして。

 

粘土は乾くのに3~4日かかるので、気長に待ちます。

乾いたら素体に毛皮を貼るためと関節を隠すため、ベースとしてフェルトを貼り付けていきます。

 

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

 

 

頭の方は、目の周りをマーカーで黒く塗ります。

アイシャドウというよりはパンダになるくらいが無難ですね。

 

鼻も黒く塗っておきます。

 

ここまできたら、あとはいよいよ毛皮を貼り付ける作業です。

 

 

 

 

 

今回はぬい用のボア生地を用意しました。

ホワイトとブラウンです。

 

 

 

 

 

まず頭の下側に白い生地をボンドで貼り付け。

 

 

 

 

 

後は小さく切ったブラウンの生地で目や鼻の周りの細かいところを埋めます。

 

この時点で一気にケモノの雰囲気が出てきましたね。

 

 

 

 

今度は目の上側に瞼っぽく記事を被せます。

 

 

 

 

 

残った頭頂部にも貼れば、すっかりケモノヘッドになりました。

 

 

 

 

 

小さく三角に切った生地で耳を付けました。

耳もボンド付けでなんとかなりました。

 

ついでに眉毛の部分にはホワイトの生地をちょっとだけ貼ってみました。

 

 

 

 

 

目の下とか口の周りがちょっとモフりすぎだったので、適量にカット。

 

最初はイヌ科のつもりで作っていたつもりでしたが、ネコ科に寄ってしまいましたね。

まぁでも耳次第ではイヌでもネコでもウサギでもいけそうです。

ともあれかわいい。

 

 

 

 

 

頭の底に穴を空けて、先に空けておいた発泡スチロールの穴と繋げたら、そこにキャップを詰めて首の接続部ができました。

 

 

 

 

 

体の方にもホワイトとブラウンの生地をこんな感じで貼り付けます。

 

ボンドが乾くのを待ったら、いよいよ仕上げです。

 

ボディにヘッドを乗せて……

 

 

 

 

 

 

 

 

完成です!

 

 

 

 

 

ほっぺにパステルでチークを入れてみました。

 

なにこの謎のケモノかわいい。

 

 

 

さらにですよ。

せっかくオビツ11サイズにしたので、お洋服を着せてみます

リリちゃんにお借りしたオビツ11用ドレスを着用です。

 

 

 

 

 

ギリギリ着れました!

半袖でギリでした。

 

えーかわいい。

 

この通りちゃんとお座りしているし、関節は可動します。

ただ、当初は肘と膝も曲がるようにしたかったのですが、フェルトを貼った段階でボンドが固まって動かなくなってしまったので、肘膝可動の構想は消えました。

あとはフェルトを貼った分太さが増して服が窮屈になってしまったのは間違いないので、そこも反省点ですかね。

粘土とボンドの相性が良かったのでそもそもフェルト自体いらなかったかも。

 

そんな感じでいとろいろ改善点は見つかったものの、初挑戦にしてはちゃんと形にできて満足です。

思った以上に可愛く仕上がってビックリですよ。

 

この分なら、次はもっとかわいくできそうですね。

サイズ問題とかいろいろ改善したいところもあるし、早く試してみたいです。

 

 

 

というわけで。

唐突に始めてみたアートドール作り。

これまでやってきたプラモ作りや裁縫のどちらとも違う新鮮な感覚で、めっちゃ楽しかったです。

何より、みるみる可愛くなっていくのを見ているのが本当に楽しいです

 

想像以上に楽しかったので、また近いうちに2号ちゃんにも挑戦してみたいと思います。

その時はまた紹介しますね!